2022/01/08
手土産の達人 肱岡香子の
今月の手土産
グルメ
食の業界で“手土産の肱岡“はたまた”お菓子の肱岡“として知られるフードスタイリストの肱岡香子さん。
自身も大のお菓子好きということもあり、撮影現場にとっておきのお菓子を持っていくようになりこれまでお菓子に相当な額を注ぎ込んできたそうです。
老舗の味から旬のお菓子にも常にアンテナを張り、美味しいと聞けば足を運んで自分の口で確かめてみる。
料理研究家、プロの料理人、舌の肥えた編集者が信頼を置く、こよなくお菓子を愛する肱岡さんのとっておきの手土産リストを連載形式でご紹介します。
今月ご紹介するのは、日本橋兜町と新宿伊勢丹に入っているお菓子屋さん「Patisserie ease」パティスリー イーズです。
イーズのお菓子は初めて会った時から絶対好き。と感じた見た目でした。素朴とはちょっと違う品のあるシンプルさ。
クッキー詰め合わせや生ケーキもおすすめですが、今回は気軽な手土産用なのでフィナンシェにしました。
フィナンシェ4種8個セット(¥3,009)は抹茶・カシス、大納言、ショコラ・ノワゼット、ミエルのさまざまな味が楽しめます。オンラインストアでのお取り寄せが可能。
フィナンシェ大納言、フィナンシェショコラ、フィナンシェミエル。
私はもともとマドレーヌよりフィナンシェが好きです。卵黄を卵白にして、バターを焦がしバターにして、アーモンドパウダーを加えると、全く違うお菓子が出来るなんて、お菓子職人ってすごいなぁ。
しっとりもちっと、表面はさっくりしています。
こちらは焼き菓子「ディアマン」6種セット(¥6,564)。あとをひくサクサククッキーのアソート。コーヒー、バニラ、チョコ、チーズ、シナモン、レモンと味のラインナップもユニーク!
生ケーキももちろん美味しいです!
ティラミス、ショートケーキ、シュークリーム、、、、と名前だけ連ねると、特別驚かないでしょう?
でもティラミスは四角。ショートケーキは三角。シュークリームは月のクレーターのように丸い。
形がめちゃめちゃ格好良くキマッているのです。よく知っている親しみのあるお菓子がびっくりするほど美味しかったら、やはり人に言わずにはいられません。
私見ですが味って見た目通り、なんですよね。エッジの効いたおしゃれな美味しさです。
よく知っている親しみのあるお菓子がびっくりするほど美味しかったら、やはり人に言わずにはいられません。
- Patisserie ease(パティスリー イーズ)
- 中央区日本橋兜町9-1
- 03-6231-1681
- 11:00~19:00
- 不定休
- Patisserie ease オンラインストア
- https://patisserie-ease.stores.jp
WRITER
この記事の筆者
Kyoko Hijioka肱岡 香子
雑誌、書籍、テレビ、広告等で活躍。村田吉弘『きちんと日本料理』(NHK出版)、有元葉子『有元葉子の魚料理』(集英社)、 『ケンタロウのいえごはん こどももおとなも好きなものばっか』(講談社)など多くの料理本のスタイリングを手がける。 「手土産のことならひじーに訊け」と周りの食通からも評判になるほど美味しいスイーツや手土産に精通。著書『東京手みやげ美人』(講談社)も人気。